さとう式リンパケアには三つの基本があります
さとう式リンパケアには、三つの基本があります。
1つ目は、身体は腔で構成されている。
2つ目は、支持筋は屈筋である。
3つ目は、筋肉を緩める。
です。
どういうことでしょうか?
1.身体は腔で構成されている。
この写真の右側の体型になっていませんか?
人の身体は、口腔・胸腔・腹腔という3つの腔があり、それがつながっています。
口腔が潰れると、つながっている胸腔、腹腔も潰れていきます。
すると、心臓や肺、お腹の中の臓器などが圧迫されて、お身体の調子が悪くなるんです。
まずは、口腔を緩めてしっかり広げてあげることが大切になります。
2.支持筋は屈筋である。
人の身体には、屈筋と伸筋という2つの筋肉が拮抗しあっています。
関節を曲げるときに短く縮んで収縮するのが屈筋で、伸筋よりも比較的大きな筋肉です。
この屈筋は、図のように、上半身は前側、下半身は後ろ側についていて、ジャッキアップのように、伸びる方向につっかえ棒のように身体を支えていると考えます。
3.筋肉を緩める。
筋肉が縮まった状態で動かなくなると、体液(リンパ間質液)の流れが悪くなり、老廃物が排泄されなくなります。
すると、
筋肉がパンパンに張った状態になり、筋肉を包んでいる筋膜が引っ張られて、刺激され、痛みとなっていきます。
この筋肉は、軽く触れたり揺らしたり、ゆっくり息を吐いたりすると、簡単に緩んでいきます。
ただし、だら~んとした筋肉ではなくて、ぱあ~んと張った、質の良い筋肉になるんです。
弾力性があり、柔軟性があり、ポンプ作用のある筋肉になると、リンパ間質液はとても流れが良くなって、いろんな不具合が良くなっていくのです。
さとう式リンパケアは、この3つの基本で理論が成り立っています。